いよいよひとり

ささやかで良い 人並みで良い 穏やかが良い

任務完了

寝たきりになった姑をお年寄り病院に転院させた。

はっきり言って亡くなるまで預かってくれる場所って事で…


娘3人は何もせずに最近まで来た。

何かあっても事後報告はこちらから。

何だかなぁ〜

ここ2年はそんな感じだったから急に変わるわけも無く…

それはそれで気も楽なのだからと過ぎて来た。

「口を出すなら手もお金も出してくれ。」

心の中にはいつもこの思いが私を支えるようにあったが

決して口には出さない。

ここまで来ればかなり負担は減ったから

必ずやり遂げてやる。


認知があったおかげか泣きつかれたり精神不安定になる事も無く

あっさり帰って来れた。

今になればあんなに苦しめられた認知症が姑を救い私をも救っている。

最低限の情が無いわけも無く

身の周りの備品補充と洗濯

この2つが私の仕事になった。



姑よ。

私たちはこの運命をお互いの真逆の立場で黙々と遂行して行くしか無いのだよ。

了解してくれよね。