いよいよひとり

ささやかで良い 人並みで良い 穏やかが良い

任務完了

寝たきりになった姑をお年寄り病院に転院させた。

はっきり言って亡くなるまで預かってくれる場所って事で…


娘3人は何もせずに最近まで来た。

何かあっても事後報告はこちらから。

何だかなぁ〜

ここ2年はそんな感じだったから急に変わるわけも無く…

それはそれで気も楽なのだからと過ぎて来た。

「口を出すなら手もお金も出してくれ。」

心の中にはいつもこの思いが私を支えるようにあったが

決して口には出さない。

ここまで来ればかなり負担は減ったから

必ずやり遂げてやる。


認知があったおかげか泣きつかれたり精神不安定になる事も無く

あっさり帰って来れた。

今になればあんなに苦しめられた認知症が姑を救い私をも救っている。

最低限の情が無いわけも無く

身の周りの備品補充と洗濯

この2つが私の仕事になった。



姑よ。

私たちはこの運命をお互いの真逆の立場で黙々と遂行して行くしか無いのだよ。

了解してくれよね。


終の住処

想定外になったが、

大学病院で手術を受けたものの半身麻痺のままお年寄り病院に転院が決まった。

意識があり右手のみとはいえ動ける手があり

生きる力が残っているから生き抜いたわけで

まだ寿命の時では無いようだ。

たった一人の保護者の私は生かすも殺すも自分にかかっている…

なんて大きな重圧に苦しんでいたようで馬鹿みたいだ。

病院のプロのアドバイスを聞いてなんと浅はかなと反省し安堵感も得た。


哀しくも姑は終の住処を得て

私はぐっと負担が減りつつもいつかの終末時に備える嫁となる。


誰もが必ず死ぬ

どう生きたが大切と誰もがゆうだろうが

どう死ぬか…

がその人の通知表のようで心も重くなる。

自分の終りを憂う  これも人生か。

 


脳梗塞

身体の健康だけが取り柄だった姑が倒れて最高峰の大学病院に入院緊急手術となった。


認知症は日々進みつつも身体は基本的丈夫な姑の未来はきっと「幸せな老衰…」

と何故か確信していたが違ったみたいで、


血管に詰まった血栓は思うようには取れずに断念となったがそれも仕方無しの高齢。

冷静な自分のつもりが左側麻痺の手を見て

この先どうなる事かと

途方にくれた。

少しずつ戻っていく

無事だった言語の回復を良かったとずっと先まで思えるか…

ついつい考えてしまう。


悩み考えても全ては運命の力で進んでいるようで受け入れ飲み込み行くしかないようだ。


まだ二日経ったばかりで難問のチョイスが待ちかまえているだろうな。

やっと少しは冷静になれたから力まず進んで行こう…


37年間暮した日々がきっと助けてくれると。

先を見過ぎず目の前をやっつけて進むしかないのだから。


今更捨てられる筈も無く

運命と受け入れて…

3年4組

数年前から年イチの会を実施して来た。

高校の仲間6人

こんな年になると直々会いたくなるらしいと

良く聞いていたけど本当だね…

毎回

介護話  健康話  孫話  旦那話etc

凄い新しい話は無いけどストレス解消にはとてもありがたい会

認知症義母の我が家の話はかなり衝撃的なのか食い付きが良くてありがたく聞いてもらう。

ランチ時間の会だけれど次回の予定も決めて

その次は温泉一泊の予定も、

子育て約終了

お勤めしてる人も有りだけど

やっとここら辺からが楽しい老後の始まりかとついついほくそ笑む。

なんの気兼ねも無い3年4組6人

LINEも何とかグループに出来て楽しみな未来を予感

健康が第一だから6人が欠けること無く楽しい老後を過ごして行ける様

ついつい願ってしまう。


楽しい時間をありがとう〜感謝

40才 …の君に

産まれて来てくれてありがとう。

巡り合わせてくれてありがとう。

君の声がたくさん残っている事に感謝して

少しだけ先に行ってしまった事は帳消しにしてあげるから

穏やかな時間が流れていると…    

信じて


ありがとうと合掌  あいしています。

ショートステイ

随分のびのびになっていたがいよいよショートに出す日が目前となった。

嚥下と戦いながらの少々の食事

利尿剤で少しは改善されながらの御手洗通い

1日一回の着替え 下着と上着

たった二枚の洋服を何から着るのか順番が分からない瞬間

後は殆ど寝てばかりな姑


悲しいかな…1人では介護は無理だから

こうゆう先への道筋作り

本人の訳分からない不安を思うと罪悪感少し

自分の体調管理を徹底しないと介護どころで無いぞと…

楽天的な自分を擁護する感。


周りの人  殆どがコレで良いと笑顔で言ってくれる。

自身だってそう言いながら笑っている。



初回だからかと…

7泊8日 無事に過ごして私をホッとさせて頂きたい

2歳児位だから私の不安は通じてしまうか…

笑顔でいつも通り送り出そう。